プロフィール

坂元 あゆ実

Ayumi Sakamoto

 

テディベア作家 

テディベア教室 さくらんぼベア主宰

 

静岡県沼津市でテディベア作家・教室をしています。

坂元 あゆ実です。

 

初めて作ったテディベアは子供たちへの贈り物にしました。

かわいい!と嬉しそうに微笑む笑顔が忘れられず気づけばテディベア作家に。

本格的な作家デビューから11年目を迎えました。

 

優しい表情で、抱っこした時にほっと笑顔がこぼれるようなテディベア作りを目指してます。

 

講師歴10年のお教室では、おひとりおひとりの個性を大切にしたテディベア作りの楽しさをお伝えしています。

 


日本テディベア協会 アーティスト会員

 

《講師歴10年》

 講師歴

  • プリメーラテディベアアカデミー講師
  • SBS学苑パルシェ校講師
  • クラフトハートトーカイ講師
  • クラフトマーケット

《受賞歴》

日本テディベア協会主催 第22回日本テディベアコンテスト カテゴリD銅賞



☆経歴

【手芸好きな少女時代】

初めてぬいぐるみを作ったのは小学生の頃のことでした。

近所の手芸やさんで「ヒヨコのぬいぐるみ」のキットを買ってもらって作ったのが私のぬいぐるみ作りの始まりです。

 

中高生の頃には本を見ながら人形を作り始め、ジョーゼットという生地で顔を作り毛糸を髪の毛にして洋服を着せてあげました。部屋にはぬいぐるみや人形がたくさんに増えていきました。

 

手芸が得意な母の影響もあり、自分のワンピースやスカートを作っていた時期もありました。

母と手芸店の生地売場に行き、この生地が洋服になるんだなあとワクワクしながら生地選びをした思い出があります。

【テディベアとの出会い】

小さい頃からぬいぐるみが好きな私でしたが、持っているのはふわふわなぬいぐるみばかりでした。

 

「テディベア」を初めて知ったのは、20代になってからのこと。

伊豆テディベアミュージアムに夫と一緒に行ったのがテディベアとの出会いでした。

ぬいぐるみが好きな私をドライブに連れていってくれたのでした。

 

ミュージアムでテディベアを見た時、その可愛さにすっかり魅了されてしまいました。

 

アンティークなテディベアは持ち主の愛情がぎゅっと詰まっていて、いつも一緒にいたのだろうと感じ、展示の中のテディベアが職人になって工房でテディベアを作る様子をストーリーにした作品では、可愛らしさに癒されました。

 

伊豆テディベアミュージアムはすっかりお気に入りの場所になり、幾度となくドライブにリクエストしたのでした。

【初めてのテディベア作り】

結婚後、子どもが生まれてからも伊豆テディベアミュージアムに行き、子どもたちもすっかりファンなっていました。

 

そんなある日、NHKの手芸番組でテディベアの作り方を放送していました。

テディベア作家の粕谷育代さんに教わって女優さんが作るという番組でした。

 

「えっ。テディベアって作れるの!?」

 

ミュージアムにあるような本格的なテディベアは、職人さんが作るのだと思っていたので自分でも作れるということに驚き、私も作ってみたいと思いました。

 

さっそくテキストや材料を通販で取り寄せ、テレビ番組を録画し、何回も見ながら初めてのテディベアを完成させました。

番組を見ながら一緒に作ったベアは息子に、色違いのピンク色で作ったベアは娘にプレゼントしました。

 

「かわいい!」

 

テディベアをギュッと抱きしめた子どもたちの笑顔を見たら私もとても嬉しくなりました。

ぬいぐるみのやわらかさとは違う手触りや質感を感じていたのかもしれません。

 

もっと、もっと、テディベアを作りたい!

テディベアを手にした人が笑顔になったら私も幸せ!と思ったのでした。

 

番組のテキストに『プリメーラテディベアアカデミー』のお知らせを見つけ、本格的に教えてくれるテディベア教室の存在を知りました。

 

当時は子どもたちも小さく、静岡から東京のお教室に通うなんてことは夢のようなこと。いつか通ってみたいなあと夢はふくらむのでした。

【念願のテディベア教室へ】

いつかはお教室へ。そんな夢を持ちながらも3人目の末娘が誕生し、家事や育児に忙しい日々を過ごします。

 

テディベアは作っていたものの、小さい子がいる中で針仕事をするのは危なく、子どもたちが寝静まった夜中にこっそり作業を進めるくらいでした。

 

近所にテディベアを扱う雑貨屋さんがオープンし、福袋にシュタイフベアを1体入れてくれるのが楽しみでした。

本物のテディベアを手にすることで、ますます夢はふくらみました。

 

末娘が小学5年生になり下校時間が遅くなったことで、ようやく月2回のお教室通いの夢が実現するのでした。


上の2人は年が離れているので、私が夕方遅くなる時は面倒を見てもらい協力してもらいましたが、少しでも早く帰るため新幹線で往復していました。

 

夫が早く帰れる日には、みんなでお夕飯の準備もしていてくれました。

 

【テディベア仲間との出会い】

プリメーラテディベアアカデミーは夢のようなところでした。

 

店内にはモヘアという生地や材料が棚いっぱいに並び、かわいいテディベアもたくさんで、優しい店員さんが出迎えてくれます。

 

テディベアという同じものが好きな仲間とも出会い、お互いに良い刺激を受けながら学んでいきました。

初級、中級、上級を1年半かけて通い、その後1年間の講師科に進みました。

 

新しい技法や作品の作り方、オリジナルベアの作り方などたくさんのことを教えていただきました。

 

同じ型紙を使っても、作り手によって全然違う表情になります。

また、生地を変えたり、綿の詰め具合や目の位置などで、それぞれ違う個性豊かな作品になります。

 

装飾品でナチュラルにもゴージャスにもなり、加工でアンティークっぽくも仕上がるテディベア作りは、奥が深くゴールがないのが楽しいと感じるようになりました。

 

講師科卒業後も研究科クラスに通い、7年ほどプリメーラテディベアアカデミーで学びました。

 

【テディベア作家デビュー】

テディベアの大きなイベントに、日本テディベア協会主催のテディベアコンベンションと、ジャパンテディベア主催のジャパンテディベアフェスティバルがあります。

 

どちらも歴史のあるイベントでテディベア作家や企業が出展してテディベアや材料などをを展示販売するものです。

 

初めてテディベアコンベンションに出展したのはお教室の講師科を卒業した2013年でした。

NHK番組を見て初めてテディベアを作った1999年から14年がたっていました。

 

いつかアーティストになってイベントに出展したいという、その夢の舞台に立てたことがとても嬉しかったです。

 

テディベアを販売するには、自分で型紙をおこしたオリジナルな作品でなければならない決まりがあります。

 

私も自分の型紙で作品を作り、お教室の仲間と一緒に出展しました。

ひとつのブースを半分こに分けての出展でした。

私のテディベアをお迎えしてくれるかな?と、ドキドキの2日間でした。

 

初めてお迎えいただいた時のことを今でも覚えています。

優しそうな女性が、私のテディベアを手に取り「かわいいですね」と購入してくださったのです。とても嬉しかったです。

 

また、ジャパンテディベア主催のテディベアフェスティバルにもお教室の仲間と一緒に出展しました。

 

毎年、恵比寿ガーデンプレイスで開催されるフェスティバルはとても素敵で夢のような空間です。

 

まだ子供たちが幼かったころに一緒に訪れたことがありましたが、当時はまさか自分が出展者として参加できるとは思いもしませんでした。

 

初めてのテディベアコンベンションに出展した作品

【コンテスト出展と入賞】

日本テディベア協会主催のテディベアコンベンションにはコンテストもあります。

初めて作家として出展した2013年、思い切ってコンテストにも参加してみました。

 

末娘が好きだったギターからヒントをもらい「ミュージシャンのテディベア」を作りました。皮革のベスト、ブーツ、デニムのパンツ、すべて手作りしました。

入賞はできなかったけれどとてもいい経験になり、翌年再チャレンジしました。

2013年コンテスト初出展 ミュージシャンベア

2014年、コンテスト2回目の作品は「天使のテディベア ガブリエル」で、テディベアに天使の羽をつけドレスを着せた作品です。

 

嬉しいことにその作品でカテゴリーD銅賞という賞をいただくことができ、とても嬉しく励みになりました。

2014年初めての受賞作品 天使のテディベア ガブリエル

【テディベア販売と講師デビュー】

静岡市清水区にエスパルスドリームプラザという商業施設があり、その中に手作り品を販売するお店「クラフトマーケット」があります。

 

コンベンションやフェスティバルで、自分のテディベアをお客様にお迎えしてもらうという新たな喜びを経験した私は、クラフトマーケットのボックスをおかりしてテディベア販売を始めました。

 

車で1時間ほどのところにあるお店に月に1~2回納品に行くようになりました。

ありがたいことに、私のテディベアを気に入ってくださる方がいて、たくさんのテディベアをお迎えしてもらうことができました。

当時のテディベア作品

 クラフトマーケットさんはワークショップができます。

テディベア講座開催をお願いしてみましたところ、社長がとてもいい方で、やってみなよと背中を押してくれました。

 

お店で、手芸好きな方に声掛けしてくださり、初めてのテディベア講座を開催することができました。

2014年2月のことでした。

 

テディベアの道具や材料をスーツケースにいっぱいに詰め込み、ドキドキしながら講座に向かったのでした。

 

初めての生徒さんはとっても気さくでおおらかで優しく、テディベア講習を学ばせていただいているような安心感でした。

クラフトマーケットの社長、生徒さん、共にいい方ばかりで本当に恵まれていたのだと思います。

 

その後、静岡県沼津市の手芸店クラフトハートトーカイさんでもテディベア講習が決まり、本格的にテディベア作家とテディベア講師を始めるのでした。

 

また、クラフトマーケットのテディベアを見て静岡新聞社のSBS学苑(カルチャースクール)から講師依頼のお話をいただき、2016年よりSBS学苑パルシェ校で講師をさせていただきました。

 

カルチャースクールには20代から80代の方まで幅広く参加されました。生徒さんがテディベアを作っている時の楽しそうな様子や出来上がった時の嬉しそうな表情を見て私もとても嬉しくなりました。

 

その経験から、テディベア作家だけでなく講師としても、テディベアの魅力をお伝えしたいと思うようになりました。

翌年2017年秋に自宅教室を開講しました。

 

【プリメーラテディベアアカデミー講師になる】

SBS学苑パルシェ校やクラフトハートトーカイで講師していたころ、私も学んだ『プリメーラテディベアアカデミー』から講師のお話をいただきました。

 

静岡から東京に月2回通うことに少し迷いはありましたが、すでに子どもたちも成長していましたし、何と言ってもプリメーラテディベアアカデミーの講師になれることが嬉しくてありがたくお受けしました。

 

講師として戻ったプリメーラテディベアアカデミーは変わらず素敵な場所でした。

 

テディベアを作りたい! 作家になりたい! という生徒さんの目がキラキラしていました。私の知識すべてをお伝えしたいと一生懸命に生徒さん向き合い、楽しく講師をさせていただきました。

2020年春までプリメーラテディベアアカデミー講師を務めましたが、自粛などで東京に通えず残念ながら講師を辞退することになるのです。

 

【オンラインレッスンはじめました】

自宅教室も自粛状況によりお休みもしました。

お休み中、対面講習の他に何かできることはないだろうかとブログやインスタでテディベアの作り方を連載してみました。

 

写真や文字を交えて詳しく連載したところ、「作ってみました」「作ってみたい」などとメッセージをいただき、自粛期間に少しでも役に立てたことを嬉しく感じました。

 

そこで、対面講習に来られなくてもテディベア作りを楽しみたい人がいるかもしれない!と、オンラインレッスンを始めました。

 

自宅教室は主に静岡県や近県の方が受講されていますが、オンラインでは遠く離れた県の方も受講されています。

手元カメラを導入し、Zoomでマンツーマンや少人数レッスンをしています。

【愛されるテディベア教室をめざして】

 

現在は自宅教室、オンラインレッスン、カフェの出張レッスンをしています。

 

今後は、自宅教室はもちろんオンラインレッスンも充実させていきたいと思っています。

 

かつての私がそうだったように、近くにお教室がなかったり、小さい子がいてお教室に通えない方でも参加しやすいオンラインレッスンを考えていきます。

 

初めての方や大勢でのレッスンが苦手な方には少人数でじっくりと受講していただいたり、また、短い時間でもかわいい作品が作れるよう半完成キットを使いお好きな時間に動画を見ながら、作る事を楽しんでもらえるようなレッスンも考えていきます。

 

YouTubeさくらんぼベアチャンネルを始めてテディベアの魅力や作り方のコツをお伝えするのも楽しそうです♪

 

 

テディベア作家としてイベント参加や、プリメーラ講師時代の生徒さんとグループ展も開催することができました。テディベアのオンラインショップや委託販売を始めることもできました。

 

これからも、ホッと心が和むような愛されるテディベアを作っていきたいと思っています。

 

初めてテディベアを作った1999年から25年がたちました。

 

家族のサポートはもちろん、出会ったすべての方々に支えられて今があるのだと感謝しております。

今後は、テディベア作りや作品を通して皆さまのお役に立っていきたいと思っています。

これからもよろしくお願いいたします。


☆テディベアに関する記事はこちらをお読みください


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☆これまでに出展したテディベア展

2022年

・1DayCafe出展 シンマチ

・第1回さくらんぼベア教室作品展 まるいちCafe

・ワークショップ開催

・珈琲と小さなお菓子出展 シンマチ

2021年

・コラボ企画「3姉妹うさぎのお菓子やさん」Web出展

2020年

・阪急うめだ本店 英国フェア(作品出展)

・そごう横浜店テディベアフェア(作品出展)

・グループ展「ななくま本舗」プリメーラ目黒店

2019年

・ジャパンテディベアフェスティバル

・グループ展「ななくま本舗」プリメーラ目黒店

・グループ展「ななくま本舗」高円寺ギャラリー

・クラフトマーケット手作り市 イシバシプラザ

2018年

・ジャパンテディベアフェスティバル

・個展「さくらんぼベア クリスマス展示」 まるいちCafe

2017年

・日本テディベアコンベンション

・ジャパンテディベアフェスティバル

・クリスマステディベアコンベンションNagoya

(ジェイアール名古屋タカシマヤ)(作品出展)

・クリスマステディベアコレクション(新宿高島屋)

2016年

・日本テディベアコンベンション

・ジャパンテディベアフェスティバル

・クリスマステディベアコンベンションNagoya

(ジェイアール名古屋タカシマヤ)

2015年

・日本テディベアコンベンション

・ジャパンテディベアフェスティバル

・17th ローズマリーハートテディベア展

・サンタさんの贈り物Special Version2015

・クリスマステディベアコンベンションNagoya

(ジェイアール名古屋タカシマヤ)

2014年

・日本テディベアコンベンション

・ジャパンテディベアフェスティバル

・ドリプラ手作り市

・サンタさんの贈り物Special Version2014

2013年

・日本テディベアコンベンション

・ジャパンテディベアフェスティバル


【テディベア委託販売先】

萌木の村メイフェア様 山梨県北杜市高根町清里3545

まるいちCafe様 静岡県沼津市本町14番地

日本テディベア協会様 東京都品川区上大崎